英金融王手HSBCがアジア・太平洋地域の富裕層を対象にしたアンケート調査によると、香港の一人当た流動資産保有額は平均31万5000米ドル（約2,400万円）と対象国・地域内でトップ、以下2位オーストラリア、3位シンガポール、4位中国の順。
アンケートに対し香港富裕層の53%が人民元預金を保有、45%が下半期に同預金の増資を予定と回答。HSBC担当者は、「香港富裕層は人民元投資に関心を持ち、元投資の需要は引き続き強まる」との見方を示した。また同地域の富裕層61%が過去12カ月以内に純資産総額が増加、内インドが81%、以下マレーシア、インドネシア、香港、中国の順。富裕層平均年齢は中国36歳が最も若く、香港は48歳。
なお、本調査は今年3-5月にかけ、流動資産など保有額が人口の上位10％に属する約4,400人（18-65歳）を対象に主要8都市(日本含まず）で実施。流動資産は現金及び株式・債券などを指し、住宅など不動産は含まれない。
